旅日記:イギリスへ

この日は朝から、再び北駅に。

ParisからLondonを目指します。

何気に一人旅初の英語圏です。

前日と同じ北駅ですが、この日は出国するので準備が色々とあります。

 

まず二階に上がり、出国の為の書類記入です。

手荷物検査や出国手続きを終えて、再び一階にあるユーロスターの乗り場へ。

 

列車の出発は全て一階部分からですが、ユーロスターは普通の電車とは区切られている為二階を通らないと入れない仕組みになっている様です。

 

パリから2時間程で、イギリスSt.Pancras駅に到着です。早いっ!

丁度オリンピックの時期ですので、五輪マークがお出迎えです☆

 

ここから地下鉄に乗り換えます。

丁度ユーロスター車内にイギリスの地下鉄の路線図が載った冊子があったので貰ってきました。(つまり歩こうと思って何も調べていなかった・・・笑)

折角なので時間短縮、行きは地下鉄で行きます(地下鉄、高いです。。涙)

 

Victoria線に乗り換えまして、Pimlico駅まで向かいます。

イギリスの地下鉄は日本と比べて少し狭い印象でした。

 

最初はTate Britainです。

一枚の絵画を目当てに行って参りました。

そう、ミレイのOpheliaです。

 

どこに収蔵されているかも知らなかったのですし、そもそもこの絵画に然程興味があった訳でもないのですが、旅の計画を話していた際この話題が出て、どうしても見たい衝動に駆られてしまったのです。

なので、Parisからの日帰り旅行を決行してしまいました。

 

思っていたよりも少し小さい印象でしたが、その何とも言えない表情は、様々な事を見る側に想像させます。

何を思っているのか・・・これからどうなるのか・・・

不安も感じますが、周りの植物は美しく青々とし、悲観的なイメージも半減している様な気もします。

絶望しているのか、受け入れているのか・・・。

 

色々な考えを巡らせながら、答えは出ぬまま後にしました。

 

後で話を聞くと、わざわざこの絵を見たいが為にイギリスに行ったのに、いざ見に行ったら貸出中だったという苦い経験の方もいらしたとか。

見に行けて良かったです(^-^;)

歩いて15分程で次の目的地、ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)です。

1987年にお隣の聖マーガレット教会と共にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

イギリス中世の大規模なゴシック建築です。

 

しかし・・・バカンスシーズンとオリンピックも重なってか、物凄い大混雑。

荘厳な空気が全く無く、騒がしい教会内部・・・。

大きい教会だからか、バカンスシーズンだからか、カフェ迄出来てるんですね・・・何だかちょっとイメージが合わず、落ち着かず・・・ぐるりと回ってから退散しました。

個人的にはお隣の聖マーガレット教会の方が良かったです(-_-;)

 

さてロンドンらしい景色を眺めつつ、次の美術館へ移動します。

 

余談ですが、私今回イギリスに行く迄知らなかったのですが、イギリスの国立美術館は全て無料なんです。入り口に募金箱が設置され、寄付で色々な費用を賄っているとか。素晴らしい作品群、いつでも気軽に見に行けるなんて羨ましい話ですね。

そして教会は入場料がかかるのです。ビックリでした。

 

次はナショナル・ギャラリー( National Gallery)です。

ここは結構期待していた美術館。

本当に行けて良かったです。

 

ナショナル・ギャラリーは時代毎に、派毎に分かれて展示してあり解り易かったです。そしてその収蔵作品も素晴らしい!のです。

 

13〜15世紀では、ヤン・ファン・エイク の『アルノルフィーニ夫妻像』、ボッティチェッリの『ヴィーナスとマルス』、ダ・ヴィンチの『岩窟の聖母』、フィリッピーノ・リッピの『The virgin and child with saints Jerome and Dominic』。。

もうここで既に感動MAXです。。

 

16世紀絵画の部屋では、意外にもティッツァーノやヴェロネーゼなど、Venezia派のコレクションが多い事に驚きました。

数日前に居たVenezia縁の作家の作品。ここでも見られるとは・・・。

 

17世紀以降も作品は素晴らしいものが沢山あります。

カラヴァッジョの『洗礼者の首を持つサロメ』、フェルメールの『ヴァージナルの前に立つ女』『ヴァージナルの前に座る女』、そして『ギターを弾く女』も見る事が出来ました。

この『ギターを弾く女』はもともとケンウッドハウスという別の場所にあったらしいのですが、改築の為にナショナルギャラリーに移動したのだそう。

思わぬ作品とも巡り会えて(この三点の中では一番好きなので)、嬉しかったです。

 

18〜20世紀絵画では、ターナー、シスレー、ルノワール、モネ、ロートレック、スーラ、ゴッホ、クリムト・・・。

本当に素晴らしい作品ばかりです。

少し駆け足気味でしたので、ここはまた機会があればゆっくりまわりたいです。

 

 

さあ、最後は大英博物館です。

ここは予め見たいものを決めていましたが、何せ広くて迷います(^-^;)

エジプト・ギリシャ館が結構良かったのですが、他にも観たいものが沢山あったのに、時間切れとなり職員に追い出されました・・・orz

日本館の展示も面白そうだったので、階段一気に上がったのに・・・(泣)

粘ってお願いしてみましたが、ダメでした(T^T)

残念。。。

 

ですが、見たいものはほぼ見れましたし、大満足の旅でした。

ユーロスターに乗る為、再び歩いてSt.Pancras駅に向かいます。

今回初めてイギリスに行きましたが、スッキリしていて綺麗な街でした。

美術館巡りで結局ご飯は食べられなかったのですが、いつか挑戦してみたいものです(^^)ノ

 

St. Pancras駅は大きくて、お店も充実しています。

ユーロスターに乗って、再びParisへ戻りました。

 

後日教えて貰って気付いたのですが、列車で国を移動した場合は、パスポートに押されるスタンプが列車のマークなんです(^^)

いつも飛行機ばかりだったので、気にも止めていなかったのですが・・・知らなかった!

 

充実した一日でした♬

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コメント: 4
  • #1

    ひろぬま (日曜日, 23 12月 2012 22:07)

    ミレイの『オフェリア』も目当てだったんですね。この絵は心に残る絵ですね。精神に異常をきたしたオフェリアが、流されながら、歌をうたい、沈んで行く場面ですよね。まさに、その時の表情だと思います。因みに、モデルは、毎回バスタブに服を着たまま入れられて、体調を崩したそうです。そのモデルはその後、ロセッティの彼女になり、彼のモデルを務めたそうです。
    ケイト・ブリテンにはターナーの作品も多いと思いますが、ターナーは見ませんでしたか。

    ウェストミンスター寺院近くにある議事堂も確か19世紀に建てられたはずですが、ゴシックですよね。こういう配慮はさすが、イギリスですね。

    ナショナルギャラリーは一級品が多いんですね、そういう空間は、そこに居るだけで、ホッとしますね。
    ここにあるボッティチェッリのヴィーナスはフィレンツェにある 誕生したてのヴィーナスより、大人の魅力があり、美人で、好きですね。子リッピの作品もあるんですね。
    入場料はいらないようですね。ただ、何年か前に、寄贈されていたラファエロの小さな聖母子が、アメリカに売られそうになったとき、寄付金が合わせて何十億円かになり、買い取ったという話を聞いたことがあります。芸術に対する思いの強さを感じました。

    大映博物館は考古学の世界ですね。数年前にNHKで「大英博物館」をやっていましたが、考古学的価値を持ちながら美術作品として見られるものも、たくさんあって驚きました。

    ユーロスターで帰仏ですね。

    充実した一日とのこと。こちらも嬉しくなります。

  • #2

    nanamonda (日曜日, 23 12月 2012 22:27)

    ☆ひろぬまさま
    コメント有難うございます(^^)
    ユーロスターのお蔭で随分楽にイギリスに行く事が出来ました。本当はもっとゆっくり見たかったですが、かなり濃密な時間を過ごせたと思います。

    ターナーも見ました!テートブリテンもありますが、ナショナルギャラリーも作品数も多く楽しめました☆
    美術館の一押しは『The Fighting Temeraire』
    http://en.wikipedia.org/wiki/The_Fighting_Temeraire
    だそうですが、個人的には『Rain, Steam, and Speed-The Great Western Railway』が一番好きでした(^-^)
    http://www.nationalgallery.org.uk/paintings/joseph-mallord-william-turner-rain-steam-and-speed-the-great-western-railway

    恥ずかしい話ですが・・・議事堂付近で道がよく解らなくなり、議事堂を最初寺院かと勘違いしてしまいましたσ(^-^;)守衛さんらしき方に尋ねたら「ここを何処だと思ってるんだ?」って言われてしまいました・・・(笑)

    ナショナルギャラリーの話、知りませんでしたが感動ですね。
    芸術作品への愛情の深さを感じさせる話ですね。

    大英博物館の番組は何回かに分けて紹介されていたものでしょうか?(違うかもしれませんが)私も番組を見て最初に興味を持ったんです。
    でも閉まる時間が早かったため、残念ながらゆっくりは見る事が出来ませんでした・・・またいつか・・・(>_<)

  • #3

    ひろぬま (月曜日, 24 12月 2012 16:46)

    ターナーの絵では、私も『Rain, Steam, and Speed-The Great Western Railway』がすきですね。これをいきなり見ても良いと思わないかもしれませんが、彼が、一連の作品を通して、四苦八苦しながらここにたどり着いたと思うと、やはりいいですね。

    大英博物館の番組は10年ほど前に4回シリーズでやったものです。今年の6~7月にも3回シリーズで博物館の裏側と、仁徳天皇陵をあつかったものをやっていました。

    NHKのこの種の番組には、感謝です。

  • #4

    nanamonda (月曜日, 24 12月 2012 18:01)

    ☆ひろぬまさま
    コメント有難うございます(^^)
    今回本当に何が所蔵されているか殆どリサーチしないままイギリスに行ってしまいましたので、ターナーも見れて得した気分でした。
    作家それぞれに様々な背景がありますが、素晴らしい作品を見ているとただただ無心に眺めていられるので不思議です。
    この次はそんな一枚をご紹介したいと思います(^^)

    10年前の番組は見ておりませんでしたが、大英博物館のシリーズ、今年やっていたものは私も見ました☆
    丁度イギリスに行く前でしたので嬉しさも倍増です。もっと美術番組増えて欲しいです(笑)

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