旅日記:ヴェネツィア二日目

ヴェネツィア二日目はとっても良い天気。

フィレンツェよりは寒いものの、動き易い気温でした。

 

さて、朝からまず向かったのは一番近い駅前のヴァポレット乗り場。

ここから向かうのはサンマルコ広場対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会(Basilica di San Giorgio Maggiore)です。

ヴェネツィアに来た理由の一つはここでもありました。

半年前ヴェネツィアに来たときは、やはり時間の関係で訪れる事が叶わなかった為、今回希望が叶って嬉しい限りです。

 

ここは17世紀初頭に完成し、古代ローマ時代の神殿を模した特徴的なファサードがあります。

ティントレットの代表作とされる「マナの収集」や「最後の晩餐」など多くの作品を見る事が出来ます。この絵画が凄いんです!

 

でも、ここの教会は何と言っても鐘楼が素晴らしい!

絵画を見たいのをぐっとこらえ、先に鐘楼を目指します。

 

鐘楼には€5で行けます。エレベーターが奥に設置されており、待つ事数分。

高所はあまり得意ではありませんが、この絶景には感動!です。

上から見るとまたヴェネツィアの違った景色が感じられ、素敵なひと時となりました。

 

さて、下に戻ると何やら係と観光客らしき人がもめています。

何かと思うと、どうやらこれからミサが始まるらしく、鐘楼に上れないと言っているらしいのです。

先に絵画を見ていたらきっと私も鐘楼に上れませんでしたね・・・。わずか十数分の差でしたが、ラッキーでした(--)=з

 

しかし・・・絵画を堪能出来たのは良かったものの、一番近くで見たかった最後の晩餐はミサの為入れなくなってしまい、遠目からでした(T^T)

他の作品はじっくり見る事が出来、ヴェネツィア派のパワーに圧倒されました。

 

次に目指すは、前日入れなかった、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 (Basilica di Santa Maria della Salute)。

ここに行くには、マッジョーレ教会から直接は行けないので、一度対岸の本島に戻り船を乗り換えなくてはなりません。

船の停留所の目の前には、あの有名なホテル・ダニエリが。

最近では映画『ツーリスト』で知られていますね。

そのすぐ傍には『レジーナ』も。どんな内装なんだろうなぁ〜と気になりつつ、移動です(^-^;)

 

この日はすんなり入れました、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。

ペストの大流行が発端となり、祈りを捧げる教会の建設が求められたとか。

サルーテ聖堂はバロック様式の巨大な八角形の建物で、10万個の木片を組み合わせた土台の上に建っているそうです。

ファサードには福音書記者の像(マルコ、ルカ、マタイ、ヨハネ)が配されています。

 

1687年11月21日、聖母マリアを聖堂への奉献する日、当時のヴェネチアの総督だったマルカントニオ・ジュスティニアンが、

「この疫病ペストを鎮めてくれた聖母マリアに感謝の気持ちを示す為、これから毎年、同じ日にヴェネチア人達はこのサルーテ教会への詣でを欠かすことはないであろう。」

 と云ったのだとか。
そして11月21日はヴェネチアは祭日となり、300年以上経った現在も、ヴェネチア人はサルーテ教会へと出向くのだそうです。

 

さて、本島はこの日も本島の教会巡りをするつもりでしたが・・・急遽変更。

離島巡りをする事にしました( ´艸`)

 

というのも、フィレンツェでお世話になったAさんが昔同じ様に一人旅で行って、大変感動したという話を教えてくれて、ずっとそれが気になっていたのです。

折角ヴェネツィアに来たのだから、ちょっと冒険してみよう!ということでヴァポレットでの行き方を調べて向かう事にしました。

ヴァポレットに乗ったら、検札!フツーのお兄ちゃんに見えますが、ここでちゃんとチケット持っていなかったり、機械にかざし忘れるとかなり高い罰金を支払う事になります(☆_☆;) これから乗る方は要注意!です。

 

 

先ず向かったのはMurano島。

ここはヴェネツィアングラスの故郷の島です。1291年に、制作技術の漏洩防止と、火災の害を防ぐ為にガラス職人達がここに集められたのだとか。

なのでここのグラスは別名Murano glassと呼ばれているのだそうです。

母親達にはヴェネツィアでお土産を買おうと決めていたので、ここで求めました。

街自体もとても可愛らしく、人も親切ですし、何よりごった返していた本島と比べると人が少なくて観光しやすい!ので良かったです(^^)

 

母へのお土産を買ったお店の店主と少し話をしました。

私がこのあとフランスへ行くのだという話をした所、どうやら彼の娘夫婦が丁度フランスに旅行中なのだとか。

私が店を訪れる直前に向こうから連絡があって、兎に角寒くて仕方が無いよ、服は厚手の長袖が要るから、そんな格好(半袖半ズボンw)で行ったら風邪引いちゃうよと教えてくれました。

この時点で、ヴェネツィアとパリは10度位気温差があったのです(驚)

 

少し歩くと教会が見えて来てふらり入ってみました。

後で知ったのですが、ここはサンティ・マリア・エ・ドナート教会という、有名な教会だったのです。

レンガ造りの重厚な外観と、中はヴィザンチン様式で、特に祭壇奥のモザイクが見事でした。

床のモザイクもまた細かく美しい仕事で、時間が経つのも忘れて魅入ってしまいました。

壁にはガラスのキリストが。これは・・・ひょっとしてムラーノグラスで出来ているのでしょうか・・・?解らないままでしたが、どなたかご存知でしたら教えて下さいませm(_ _)m

 

ここの聖母子像はとても美しく、ずっと見ていた為、気がついたらかなり時間が経ってしまいました。

もっと見たかったのですが、時間の関係で次の島へ向かいます。

乗り場が違うので、土産店の方に尋ねながら歩きました。

 

丁度乗り場に着いた時にヴァポレットも到着。

乗り込んで窓から景色を眺めると、遠くに空港が見えます。

明日は彼処からパリへ行くのだなぁ・・・なんて考えながら、移動でした。

 

 

 

上の写真、全てBurano島の写真です。

とてもカラフルで可愛らしい街並ですよね。

なのでここは特に写真多めです(笑)クリックすると大きく表示されますのでご覧下さいね(^-^)

 

このBurano島は16〜18世紀に伝統工芸のレース編みで栄えた所なのだとか。

レストランの他、殆どこのレースの店が軒を連ねていました。

あちこち歩き回り、最後に偶然見付けた教会に入りました。

とても小さな教会でしたが、白と木を基調にした落ち着く空間で、祭壇前にはフィレンツェ風モザイクもあり凄く素敵でした。

少し休ませてもらいここを後にしました。

 

 

この後本島に戻り、本島の教会に立ち寄り、小腹が空いたのでスーパーで買い物。

ホテルに戻った頃には薄暗くなっていました。

今回離島に行って正解でした!Aさん、情報有難うございました!

 

さあ、いよいよこの後はフランス篇です☆

 

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コメント: 2
  • #1

    ひろぬま (火曜日, 18 12月 2012 20:39)

    鐘楼からの眺めは凄いでしょうね。写真を見ているだけでもワクワクします。晴れた青空の下のヴェニスもまたいいですね。
    ティントレットの「最後の晩餐」は見たいですね。暗く不気味なのに透明感がある不思議は感覚が好きです。この絵の食卓の上に当時のヴェネチアングラスのボトルとグラスが描かれているということをNHKの新日曜美術館で知りました。

    だいぶ前に新日曜美術館でヴェネチアングラスをやっていたのですが、凄いものがあるという記憶があります。ムラノ島では、ふつうにあるわけですね。

    ブラノ島の建物の外壁の色にはまいりますね。島全体がキャンバスで、絵の中を歩く感じになるのかもしれませんね。

    このページは明るいヴェネチアの写真であふれていますが、この街のなかに、ヴェネチア派の絵画があるんだ、と思って見ると、とても癒されます。感謝です。

  • #2

    nanamonda (水曜日, 19 12月 2012 11:33)

    ☆ひろぬまさま
    ひろぬまさまは、高い所は平気ですか?
    平気でしたら、きっとヴェネツィアに行かれた時はここを存分に楽しめると思います(^^)(私は少し腰が引けてましたので・・・笑)

    ティントレットの作品、当時のヴェネツィアングラスだったんですね。恥ずかしながら知りませんでした。。
    ミサが始まり入れなかったので、近寄れず残念です・・・。しかし美術館にある様な絵画が普通に街の教会にあるというのが本当に凄いですよね。
    (ヴェネツィアではありませんが)他にもラファエロやカラヴァッジョなど・・・。

    ヴェネツィアングラスは有名になり過ぎて、ちゃんとしたお店で買わないと、メイドインチャイナのヴェネツィアングラスが沢山あると聞きました・・・(^-^;)何だか複雑な気持ちになりますよね(笑)

    Murano島は本島の様な喧噪さはなく、ゆっくり時が流れている印象でした。Burano島は本当に見ているだけで幸せな気分になれる街でした。
    どちらも本当の印象とは違った島ですね。
    ヴェネツィア派絵画は重たい印象があったので、本島は何となく重なったのですが、少し離れたらこんなにイメージの違う場所もあるのかぁ、なんて思いました。

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